ドルフ・ラングレン「処刑鮫」

ドルフ・ラングレン「処刑鮫」

 DVDを見て参りました。
 見た映画は「ドルフ・ラングレン「処刑鮫」」

【ストーリー】
湖畔の町で警官として働くメレディスは、過去に自身が逮捕した犯罪者クリントの娘カーリーを引き取り、本当の親子のように幸せな毎日を過ごしていた。一方クリントは数年の刑務所生活の末、ついに仮出所の日を迎えており、早速彼は娘のもとへと向かう。ちょうどその頃、町の湖では遊泳者が鮫に襲われる事故が続発していた。湖にいるはずのない鮫が現れたという報せを受けたメレディスはこれを調査していくが、その途中で彼女はクリントと再会する。


みんしーやん的評価:
C

 「ドルフ・ラングレン 処刑鮫」などという露骨なタイトルが付けられている本作であります。
 数多あるサメ映画。今日日普通のサメ映画など、まったくもって売れる気配がありません。たとえ「淡水に生息する鮫」などというものが出たとしてもです。そんな飽和状態のサメ映画界でどうやって生き残っていくか。
 いやまあ、サメ映画をやめろ、っていうのが正しい選択であるような気はしますが、そこは「サメ映画は辞めない」って前提で進めます。
 そこでどうするか。このスタッフたちは、「そうだ、ドルフ・ラングレンを出そう!」という結論に至りました。
 なんでだ!
 そんなわけで、ドルフ・ラングレンが出るサメ映画です。一応、鮫が淡水の湖に出現するとか、希少動物の取引がとか、色々盛り込んでいる要素はありますが、正直それはささやかな問題です。このタイトルを手に取り、この映画を借りようと思う人のほぼ100%は、「ドルフ・ラングレン」にしか興味がいっていないはずですからね。
 一応映画としては、親子の絆とかを盛り込んでいて、ちょっとは高尚な感じに仕立て上げようとしている意図は見えます。ほっこりするストーリーではありますからね。ただまあ、サメ映画で、ドルフ・ラングレンが出てきて、それを求める観客がどの程度いるだろうか、と。多分みんながみたいであろう、「鮫とドルフ・ラングレンの格闘」はものすごくあっさり気味に描かれていました。肝心の見たいところが見れなかった印象ですね。
 あとは、ヒロインに感情移入が出来なくて困った(またそれか)。

ドルフ・ラングレン「処刑鮫」

 見たいただければ分かる通り、どう見てもドルフ・ラングレンいいやつじゃないですか。ちょっとは話し聞いてやれよ、って感じですよね。娘が自分の意思で父親のもとに戻ったのに、誘拐だなんだと大騒ぎしたり。あれって、観客はドルフ・ラングレンが善人だって知ってるし、そうじゃなかったとしても、誘拐って決めつける前に色々調べることがあんだろ、って思ってしまうわけですよ。
 そもそもからして鮫が弱すぎて、鮫との格闘周りでは一切盛り上がりませんでしたからね。

ドルフ・ラングレン「処刑鮫」

 水上からのショットガンでやられる始末。

 そんなこんなで、ドルフ・ラングレン以外には何も魅力がない映画でしたとさ!

ゴースト・シャーク

ゴースト・シャーク

 DVDを見て参りました。
 見た映画は「ゴースト・シャーク」

【ストーリー】
神出鬼没の人喰いモンスター! “ゴースト化"した謎の巨大サメが、街のあらゆる場所で人間を襲う!!!

ある夜、ボートで釣りを楽しんでいた一行の竿に掛かったのは巨大なサメだった。
しかし恐怖のあまりサメを撃ち殺してしまった彼らを、復讐のため蘇ったサメが襲う―!!

それから数日後、人ごみで賑わうビーチが騒然とする。青白く光るサメが出現し、人々を襲ったのだ!
その惨劇が去った後に現場についた地元警察は、その話を信じようとはしなかった。
そこに偶然居合わせたエバと妹のシスリー、友達のブレイスは犠牲者の残したビデオカメラに光るサメの証拠をつかむ。
そこには光るサメの背びれが映っていたのだ。
しかし警察は彼らの証言を真に受けることはなく次々と犠牲者が増えるのだった…。
ゴーストと化したサメは、水がある場所はどこでも出現出来るのだった。
豪邸のプール、シャワールーム、水たまり…。
街の至る所に出現し、ひとを襲うサメに住民たちは為す術をなくす…。


みんしーやん的評価:
D

 どうしてこう、アメリカの人は「サメ」に対して神話的な恐怖を持っているのだろう。
 サメってさー、別に積極的に人を襲うわけではないのよ? そこにたまたま人がいて、たまたま人が食えるくらいでかいサメだったら、そりゃつい出来心でぱくっと行っちゃうかもしれないけどさ
 まあ、それは往々にして「ジョーズ」の功績でしょうね。「俺達の考えた恐ろしいモンスター」って勢いなのではないですかね。ピラニアやグリズリーが定着しなかったのは、露骨に2番煎じだったからですかね

 そんな、世に万と現れるサメ映画の、少しだけ奇をてらったのが、こちらになります。
 一度死に、幽霊となることで、水のある場所ならどこでも現れることができる、という特殊能力を身につけたサメです。幽霊なのに物理的に干渉できるのか、とか、コップの中から出てくるのなら大きさの概念はないのかとか、人体の中から食い破ったってことは、じゃあそれ血液でも生息できるんじゃない? とか、突っ込みどころは到底数えきれません。
 じゃあ勢いで押しきれるかって言うと、そういうわけでもなくて、だらけたり興味がなくなるシーンはてんこ盛りなわけです。水着のおねえちゃんはいっぱい出るのに、出すものを出さないというのもマイナスポイント
 プロットはプロットで、まんまジョーズと同じですからね。サメが死んでるか生きてるかの違いくらいしかありません。というか、このパターンは流石に繰り返されすぎて、本当にジョーズがこの脚本のパイオニアだったか、最近自信がなくなってきました。「殺人魚フライングキラー」が最初だったような気もしてきました。ジェームズ・キャメロンの代表作ですし
 じゃあ幽霊サメの描写が楽しいかって言うと、これは普通に人を喰うだけなのでね。あまり生きてるサメと変わらないです。

 総じて、、そんなに面白く無い作品でしたとさ。
 多分「新しいサメ映画を作ろう」からスタートして、「サメが幽霊って新しくないすか!」でみんなが盛り上がったところまではよかったものの、作ってる途中でもう面倒になって適当に流した結果出来たのがこれ、って経緯なんだと思います。
 見なくてもいいんじゃないですかね。

アンナチュラル

アンナチュラル

 DVDを見て参りました。
 見た映画は「アンナチュラル」

【ストーリー】
写真家マーティンとクインシーを始めとしたグラビア美女グループは、自然光が美しい極寒のアラスカ州にロケーションに出かける。水着の美女たちを白い雪で覆われた大自然の中に配置して芸術的アート写真を撮ろうとする彼らを、地元の経験豊かなハンターと宿泊ロッジのオーナーが迎える。
「この辺には鋭い牙と鈎爪を持つ人喰い熊が出没するらしい」とみなに警告するロッジオーナーだったが、そんなことは噂に過ぎないとやり過ごすマーティン一行だった。
時を同じくして、バイオエンジニアリング会社のクロービッチ産業が過酷な自然の中でも長生きできるように北極グマを遺伝子組み換えする実験を長年にわたり実施した末、獲物を冷酷に狙い、攻撃して、そして食するバイオテックな人喰いグマを創造してしまう。
この人食いグマから自分のゲストであるマーティン一行を守ろうとする、ロッジオーナーとハンターだったが、このバイオ人喰いグマは人間の想像を遥かに超えた知能と闘争本能を兼ね揃えた最強のモンスターだった・・・。果たしてサバイブするのは人間か、それとも自然界最強のバイオ熊か!壮絶な生き残りの戦いが今始まる!


みんしーやん的評価:
D

 まあなんというんでしょうかね。

 一見すると、判で押したようなB級クリーチャームービーに見えますが、ちょこちょことひねりを加えているあたりに、評価の兆しを見られるような気がします。


ナチュラル:「死体の出てない死人は実は生きてて、最後に助けに来るんだよ!」

アンナチュラル:「そんなことなかったぜ!」


ナチュラル:「壊れた無線を直していた、これはきっと最後に助かるフラグなんだ!」

アンナチュラル:「そんなことなかったぜ!」


ナチュラル:「主人公が女職員の不正を掴んだ! きっと最後に女職員は裁かれるんだ!」

アンナチュラル:「そんなことなかったぜ!」


ナチュラル:「嫌味なカメラマンだな。これは助かったと見せかけて、最後にやられるパターンだな」

アンナチュラル:「そんなことなかったぜ!」


ナチュラル:「言ってもB級で、露骨に水着のおねえちゃんでてるんだから、そりゃもうおっぱい、っていうか乳首くらい出してしかるべきでしょう」

アンナチュラル:「そんなことなかったぜ!」


とまあ、B級のお約束の伏線を散りばめながら、ことごとく肩透かしをしてくるというね。
 それが面白さに繋がるかと言われれば、まあ、こんな小ネタで誤魔化そうとしているあたりで、お察しなわけですよ。

 それよりも気になったのが、この映画、どういう使い分けなのか知らないですが、パッケージが2種類あるのですよ。

アンナチュラル  アンナチュラル 水着ver


 不自然に付け足された水着のおねえちゃんですが、正直、パッケージにいるかなぁ……。
 さすがに、どこをどう見ても天下一品のB級映画、それだけでは訴求力は皆無。というわけで、お姉ちゃんをパッケージにおいてみた、ってことなんでしょうかね?

 あとは、かのツイン・ピークスに出ていたシェリリン・フェンとレイ・ワイズ出演しておりますが、まあ、だから面白くなるかと言われたら、ね。

シャークネード エクストリーム・ミッション

シャークネード エクストリーム・ミッション

 DVDを見て参りました。
 見た映画は「シャークネード エクストリーム・ミッション」

【ストーリー】
三たび現れたシャークネードが、首都ワシントンに襲い掛かる。ホワイトハウスは崩落し、ワシントンは壊滅。その猛威はさらに勢いを増し、大西洋沿岸を包囲する。一方、フィンの妻エイプリルたちが訪れていたユニバーサル・スタジオ・フロリダにも大量のサメが押し寄せ、園内は地獄絵図と化していた。なんとかエイプリルの元に駆け付けたフィンだったが、かつてない最大級のシャークネードに呆然とする…。





みんしーやん的評価:
C

 一応シリーズはすべて観ております。いったい何をやってるんすかねわたくしは
 アルバトロスの方たちは「日本とアメリカで大ヒット」と、「若い女性に大ヒット中!」みたいな文言で宣伝しております、サメ映画界のブラックサンダーことシャークネードでございます。本作はその三作目になります。話題になったとは言え、あのアルバトロスさんが言ってることですから話半分に聞かなければなりません。っていうか、最近アルバトロスさんは予告で「あのアサイラム製作!」みたいに、アサイラムを一種のネームバリューと使っていますが、正直どうかと思います

 でまあ、三作目ですよ。ロスアンゼルス⇒ニューヨークときて、世界レベルの災害ですよ。「若い女性に大ヒット中」が事実なら、話の規模も予算も格段している感が目に見えております。
 ただまあなんていうんでしょうな、話はシリーズで最も大きいことをやってるのに、シリーズで最も退屈な作品になっております。
 たしかに、1作目の「サメを大量に巻き上げた巨大台風」というのがそもそも盛大な出鱈目なわけですが、少なくともそれは現実の価値観が通用する範囲での出鱈目だと思うわけですよ。
 例えば、サメがあれだけの高所から地面に落下しても平気で生きているとか、「おいおいそんなことあるかっ!」っつ突っ込みどころがあるわけです。
 ただ、あの積極的な捕食に関しては、アメリカ人は本気でサメって空中でも人を食いに来ると思ってると思うんですよね……。あらゆる種類のサメは人間を見かけたらいの一番に襲い掛かってくるくらいの、なんでしょう、一種の神話みたいなものを感じる。
 まあまあそれはいいとして。
 その現実に即した荒唐無稽さが1作目の魅力だったと思うんですよ。他のサメ映画、頭が三つあるとかに比べたら、よっぽど現実的でしょ?
 でも今回に関しては、今まで築き上げた荒唐無稽さの上に荒唐無稽を上塗りしたので、正直もうどうでもよくなってしまっている
「あんなに高いところから落ちてもサメは平気です!」「いやいやそんな馬鹿な!」
「サメの中に入ったら大気圏も突破できました!」「いやまあ、宇宙に行くサメなんだから、それくらいできるんじゃないですか?」
 ばかばかしいSF兵器も目白押しなのも冷めますな。結局「現実の延長線上のフィクション」ではなくて、「全く知らないところからやってきたフィクション」なのが冷める要因だと思います。

 んでまあ、この感覚何かに似てるなと思ったら、そうだ「マチェーテ・キルズ」だ! と思い至りましたとさ。あれも宇宙に行くし、途中からの話の訴求力のなさもそっくりだ!
 マチェーテは個人的に名作と言い切れる作品なのに、マチェーテ・キルズはその良さを全く活かされてないガッカリ作品ですよ。超強いじいさんが大暴れするところがマチェーテの良さだったはずなのに、あの意味不明のSFグッズは全くダニー・トレホに似合わない。まあ、ダニー・トレホは開発する側でしたけどね!(スパイキッズ観てないけど)

 まあそんなわけで。
 正直シリーズは1だけ見れば事足ります。ばかばかしさを笑うのがこの手の映画の醍醐味ですし、それだったら1だけで充分です。
 でも私は全部観ました。何やってるんだろうね僕は

トレマーズ ブラッドライン

トレマーズ ブラッドライン

 DVD見て参りました。
 見た映画は「トレマーズ ブラッドライン」

【ストーリー】
長年の宿敵である地中のモンスターたちを今日も追い続けるバート・ガンマー(マイケル・グロス)の元に、ここアメリカではなく、南アフリカの野生生物保護区の住民たちが襲われているとの情報がもたらされる。ちょっといかがわしい、新たな相棒トラヴィス・ウェルカー(ジェイミー・ケネディ)とともにアフリカに飛んだ彼らを、より巨大で凶暴なモンスターは待っていた…。





みんしーやん的評価:
A-

 「トレマーズ」といえば、B級映画の代名詞として現在も名を轟かせている名作でございます。
 どの轟きっぷりと来たら、その後「トレマーズ」の名を冠する映画が雨後のタケノコのように次々と湧き出したことでも知られます。主に日本で
 どのくらい轟いているかと申しますと、

●シー・トレマーズ
シー・トレマーズ
●アイス・トレマーズ
アイス・トレマーズ
●新トレマーズ モンゴリアン・デスワームの巣窟
新トレマーズ
●トレマーズ・ライジング

トレマーズ・ライジング

 まあざっとこれだけは上がるわけです。もしかしたらまだあるかもしれません。
 もちろん、本家のトレマーズとは関係のないものばかりです。
 トレマーズは芋虫状の謎の地底生物でしたが、上記リストのメンツは上から順に

●ウミサソリ
ウミサソリ
●半魚人
半魚人
●モンゴリアン・デスワーム
モンゴリアン・デスワーム
●よく分からないもの
よく分からないもの

 となっており、モンゴリアン・デスワームが一番近いという有様です。
 トレマーズの邦題がつく作品によいものなしとは、まさに真理。


 「アイス・トレマーズ」は見ましたが、トレマーズ要素は皆無ですからね! 配給会社も何を思って「トレマーズ」とつけたのか分かりません。一応氷の下からやってはきましたが。
 まあ、ただ擁護はできますよ。製作年が2011年となっているわけですが、21世紀になって10年も経っているというのに、半魚人の映画を売れといわれたって、そりゃもう無理ってもんですよ。
 じゃあ買ってくるなよ! っていうのがこちらの偽らざる心境でもありますがね!

 まあ、アイス・トレマーズの話はいいです。だってもう内容ほとんど忘れてるもん



 ちなみに、「トレマーズ」とはつきませんがこんなものもありました。
マンイーター



 んで、そんな中でこの「トレマーズ5」なわけです。
 これは名前だけ借りたパチものではない、本家トレマーズの続編です。
 まあ、本家トレマーズだって2以降はひどいものでしたけどね!

 本作の主人公はバートです。トレマーズを代表する名キャラクターですね。
 ただ正直、一作目では完全な脇役で主役はミッキーことケヴィン・ベーコンだったわけですし、二作目だってアールだったわけですからね。一作目でも二作目でも脇役だったおっさんが3以降主役を張っているということに、世の中の諸々を感じざるを得ません
ただまあ、ケヴィン・ベーコンは高いところに旅立ってしまったので(その割にちょいちょい色んな映画に出ていますが)、バートが主役です。このおっさんもいいキャラですけどね。

 過去4作と比べてみても、今回はかなり良い出来だと思いますよ。
 もちろん1作目にはかなわないわけですが、2~4よりかは全然よいと思います。
 新種のグラボイズのデザインもよかったですし、動きもグラボイズらしからぬダイナミックさでよござんした。第1作の時代ではこんなアグレッシブなグラボイズは作りようがなかったですし、そういう意味では時代に合致した正統進化なのかな。触手が分離して移動するのはグラボイズらしくないなとは思いましたが、それもまあなくはないです。

 ただ、トレマーズらしい牧歌感がちょっと薄いかなぁ。結構切羽詰まった展開が多いというか、1作目のようなのんびりとした空気があまり感じられない。そういう雰囲気をだそうと腐心しているのは分かるのですが(バートが檻に入れられたあたり)、ちょっとシリアスな展開が多かったように思います。具体例としては、前半のアスブラスターとの攻防と、後半の母娘+1が卵を抱えて逃げ回る部分ですね。
 どこぞのブログで「緊張と緩和がしっかりしている、だから緩和の部分が面白いんだ」と書いてあり、なるほどと思ったのですが、今回は緊張が多くて緩和が少し弱いと感じます。

 まあ、とは言えですよ。
 第1作と比べた時の評価でしかないので、普通にクリーチャームービーとしてみれば、それなりに楽しめる作品ではあります。トレマーズという看板を考慮しても、全然合格点ではないでしょうか。少なくとも、2~4よりは面白いとは断言していいと思います
 個人的に、お母さんが弓を使って戦うあたりが非常に交換が持てました。
 やっぱり、火器よりも昔ながらの武器のほうが強いというのは画になるわけです。
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