バトルヒート

バトルヒート

 DVDを見て参りました。
 見た映画は「バトルヒート」

【ストーリー】
バンコクの刑事トニーは、人身売買を手がける国際的犯罪組織のボス・ドラゴヴィッチの摘発に奔走していた。
一方、アメリカ・ニュージャージーでは、タイ警察からの情報をもとに、入国してきたドラゴヴィッチへの強制捜査が行われ、刑事ニックらの活躍でドラゴヴィッチは逮捕された。
しかし、ニックは逆に恨みを買い、ドラゴヴィッチの息子たちに家族を殺されてしまう。復讐の鬼と化したニックは逃亡したドラゴヴィッチを追って、タイへと向かう。
そんなニックをトニーが待ち受け、2人はドラゴヴィッチという共通の敵を協力して追う。


みんしーやん的評価:
A-

 そもそもからして、なぜこの邦題なのでしょうかと思うところはあるのですよ。
 バトルヒート。ですよ。バトルがヒートするわけですよ。
 いやまあ、イメージは伝わりますけれども、本質を何も表現はしていないですよね。原題の「Skin Trade(人身売買)」の方がよっぽど内容を的確に表現している気もするけど。
 そもそも、この映画を一体どの層が見るのか、って話ですよ。
 世の善男善女。例えば「昨日二年ぶりぐいらいに映画を見ました。流行ってると聞いたので『君の名は。』を見てきました」って言うような人が、この映画を見るか、って話ですよ。見ないですよ、って話ですよ。
 どんなタイトルであろうが、普通の人は手に取りません。手にとるのはドルフ・ラングレントニー・ジャーそれなりに大好きな人達だけです。

バトルヒート

 というわけで、ドルフ・ラングレン、トニー・ジャー出演のアクション映画ですよ!
 何も考えずに楽しめて良かったです。ドルフ・ラングレンの、多少もっさりとしたアクションも、トニー・ジャーの動きまくるアクションと上手く絡まって、「力の1号、技の2号」的な感じで、「どっちも素晴らしい」という意見に落ち着くほどに、双方魅力的に描かれておりました。
 ストーリー周りには多少グズグズがあったものの、基本的には分かりやすく進行していきます。
 悪役がよいですよね。マイケル・ジェイ・ホワイトに、ロン・パールマンに、ケイリー=ヒロユキ・タガワですから。ギャンボルに、ハンニバル・チャウに、三島平八ですから。
 キャスト陣は、主役二人と合わせて非常に豪華です。いやまあ、世の人が言う豪華に一致してるかは知りませんよ?

バトルヒート

 そんなわけで、脳のスイッチを切断して見る分には、まったくもって楽しい映画でした。
 終わりも、続編に続きそうで、多分続編がでない空気を醸し出してましたしね!

キングスマン

キングスマン

 DVDを見て参りました。
 見た映画は「キングスマン」

【ストーリー】
ロンドンにある高級スーツ店「キングスマン」は、実はいかなる国の干渉も受けない屈指のエリートスパイ集団だった。ブリティッシュスーツを小粋に着こなす紳士ハリー(コリン・ファース)もその一人で、日々極秘任務の遂行に務めていた。そんなある日、仲間が何者かに暗殺され、彼は街で不良少年エグジー(タロン・エガートン)をスカウトする。


みんしーやん的評価:
A

 感想が溜まってるのでこれもサクサク行きますよ。評判いいしみんな見てるからいいよね。

 当初の自分の想像よりもリアリティラインが低い話になっていたので、いい意味で予想を裏切られて楽しめました。もっと現実に即したトレーニングやら何やらが行われるかと思ったら、結構なトンデモ装置のオンパレード。
 その大転換になったシーンが、大学教授(マーク・ハミル!)救出シークエンスです。その時は誘拐犯もキングスマンも、特にトンデモ兵器は持ち出さず、意識的に悪く言えば、普通のスタイリッシュなアクションでした。ところがここで出てきたガゼルが、ブレード状の義足でキングスマンを真っ二つにする。この瞬間に「あ、この映画はこういう荒唐無稽が許される映画なんだ」という転換ができ、「じゃあもうなんでもできるんだな!」という所で、アクションと次に出てくるであろう「新兵器」への期待が俄然高まる感じですね。
 そんなわけで、遠慮しないアクションシーンは大変楽しく見れました。特にコリン・ファース絡みのアクションがよくて、教会での大立ち回りは非常に見応えがあります。あとは、後半の「自分たちだけ生き残ろうとした金持ち」の頭が続々打ち上がっていくシーンは、非常に爽快感があります。

 ストーリー側も、「後身の育成」という軸が、コリン・ファースの大立ち回り&退場とともに帰結するのも、その後にその後身が覚醒したかのような活躍を見せるのも、盛り上がります。また、「典型的な英国紳士」と「典型的なアメリカンの成り上がり」の対比も、単純ですがよい設定でしょう。

 ストーリーそのものはオーソドックスであるものの、それはしっかりと作り込まれ、その上でトンデモ兵器を軸にした派手なアクションをしっかりと据えている。とても見やすく、楽しい映画でした。

エージェント・ウルトラ

エージェント・ウルトラ

 DVDを見て参りました。
 見た映画は「エージェント・ウルトラ」

【ストーリー】
片田舎のコンビニでバイトをしているダメ青年マイク(ジェシー・アイゼンバーグ)は、一緒に住んでいる恋人フィービー(クリステン・スチュワート)とハワイ旅行に出て結婚を申し込もうと決意する。だが、出発前にパニック発作を起こして旅行は中止に。ある日、彼は店に乱入してきた暴漢たちを無意識のまま瞬殺してしまう。それを機に、マイクがCIAの極秘マインドトレーニング計画で育成されたエージェントであったことが判明。やがて計画の封印を進めるCIAから次々と刺客を放たれ、フィービーを誘拐されてしまうが……。


みんしーやん的評価:
A

 多少画は安っぽいかな、という気がしなくもないですが、基本的には見ていて非常に楽しい系統の映画です
 うだつの上がらない若者が大逆転する、というのはそれだけでカタルシス製造装置であるわけですが、その大逆転の結果が「血みどろのアクション」というのだから、これはもう楽しいでしょう。フライパンを使った跳弾スナイプも魅力的でしたが、それよりもアクションの肝として「ちりとり」をフィーチャーしているのが楽しくて良かったです。
 オープニングの取り調べシーンでちらりと出てくる、血だらけのちりとり。この時点で、「ちりとりが凶器として使われた」ことは分かるのですが、普通はちりとりを凶器として使うイメージがないながらも、ただ凶器として示されると「ああ、たしかに殺せそう!」ってなる辺り、非常に良い武器だと思います。そして、空想の中で猿に持たせたり、最後の潜入ミッションの下りでもしっかり出て来るあたり、「アクションとしての象徴」になっているのだなぁ。なのでちりとりが出ただけでニヤリとする感覚が、とてもよいのです。

エージェント・ウルトラ

 ただ、全体的に安っぽいなぁ、と感じた理由は、主人公周りよりもCIAの人たち周りの描写なのかな、と思ったりします。
 というのも、CIA側の「きちんとした組織感」があまりないのですよね。
 建物の内装が妙に安っぽい、というのは別としても、作戦が何かしらの重要な意思決定のもとに動いている気配がない。あのおっさんの裁量ですべてが決まってしまっている感じがする。あとは、空爆という重要なミッションが、個人の、それも何の監視もない状態で自由自在に動かせる状態になっている、とうのもどうだろうかと。あとはラストの、上官が問題の起点になった二人のCIAを詰問するシーンも、なんでそこでやるんだ、偉い人の部屋でやるんじゃないのかよ、っていう、疑問を抱かざるをえない描写が多かったのがマイナス。

エージェント・ウルトラ

 まあ細かいところかもしれませんが、そういう描写が、この物語の敵であるCIAの安っぽさ、嘘っぽさを出してしまったのが、少々残念だったかなという気がします。
 ただ、全体で見れば些細な事です。B級映画だという意識で見れば、何も気になりません。

 あとは、アクションとは別に、ヒロインへのプロポーズという大きなストーリーの軸があるのも良かったです。こういう軸のあるなしで、やはり映画への訴求力は変わってくるのだと思います。こういうアクション映画であれば、それはシンプルであるほうがよい。もしこれが「ウルトラ計画の種明かし」という方向に物語の主軸を持ってこられたら、もう少し素直に楽しめない話になっていたかもしれません。なので、ここは非常に良い。

 恋愛面でも成功しますし、見事なハッピーエンドの、良い映画でした。

エージェント・ウルトラ
 この人だったら、スーパーマンとかバットマンともなんとか戦えそうですけどね。ちりとりで。

スーサイド・スクワッド



 映画を見て参りました。
 見た映画は「スーサイド・スクワッド」



【ストーリー】
スーパーマンが死去してからしばらく経った後、アメリカ政府の高官アマンダ・ウォーラーは第二のスーパーマンへのカウンターとして、死刑や終身刑となって服役していた悪党達を減刑と引き換えに構成員とした特殊部隊タスクフォースX。通称「スーサイド・スクワッド」を結成する。


みんしーやん的評価:
A-

Q:今あなたが一番されたいことは何ですか?
 と聞かれたら
A:ハーレイ・クインにフランケンシュタイナーからの首四の字をかけてほしい
 と即答するみんさんです。多分絶命するけど
 そんなわけでスーサイド・スクワッドを見てきました。

 世界観としては「マン・オブ・スティール」「バットマンvsスーパーマン」と完全に連結した世界観で、ついでに言うなら「バットマンvsスーパーマン」の明確な続編でもあります。つまり、「バットマン~」で触れられていた「戦ったピエロ野郎」は、この作品で出てきたジョーカーその人なのですね。
 個人的には、往々にしてクリストファー・ノーランの影響もあり、マーベル・シネマティック・ユニバースよりはこちらのほうが好きなのですよね。好きなのではありますが、映画としての評価がそれほど高くないのもまた事実。
 今後この世界観が共有され、継続していくということで、今後にどのような影響を与えていくのか、この映画からある程度方向性が見えるのではないかと思います。

 ちょっと、最近文章量だけが肥大化していたことが気になっていたので、ちょっと色々模索してみますよっと。

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ロック・ユー!

ロック・ユー!

 ブルーレイを見て参りました。
 見た映画は「ロック・ユー!」

【ストーリー】
中世ヨーロッパを舞台に、庶民の娯楽だった“ジュースティング(馬上槍試合)”に挑むひとりの若者の成長を描いた青春アクション・アドベンチャー。14世紀。平民の若者ウィリアムは、ジュースティングをして諸国を巡る騎士エクスター卿の従者をしていた。ある日、卿が不幸にも命を落とすとウィリアムは大会に出ることのできない平民であることを偽り出場、みごと優勝してしまう。そしてこの時、ウィリアムの心の中で何かに火が点くのだった……。


みんしーやん的評価:
A

 オールタイム・ベストの一本。
 「ナイトクローラー」がピカレスク的なサクセス・ストーリーだとするならば、こちらはまったくもって王道のサクセス・ストーリー。「悪い子とする人が活躍するなんて、ちょっと」と難色を示す世のお母さんにも、こちらは安心してみていただける一本となっております。
 話の流れは至極分かりやすい。平民のウィリアムが、とあるきっかけで馬上槍試合に参加することとなり、その馬上槍試合を通して、己に芽生えた騎士の心に準じていく、と。そして彼の、平民でありながら誰よりも気高い騎士の心が、仲間を惹きつけ、王族の心をも動かし、正真正銘の騎士としてのし上がっていく、と。
 あらすじにすると、非常にこっ恥ずかしい流れですが、それはそれ、見ていれば普通に「いい話だ」ってなるのですよ。
 当然話の骨子は、ウィリアムのサクセス・ストーリーであり、ウィリアムが騎士の身分を手に入れ、最後に勝利を手にするから気持ち良いのです。でもその気持ちよさ、カタルシスはどこからくるかというと、勿論、ウィリアムに感情移入をしているからで、その感情移入を支えているのが、彼を取り巻く人物、仲間との関係性なのですよ。

 ウィリアムサイドの描き方は勿論いい。悪友のようなポジションの二人に、恐らく仲間からははみ出し者の扱いを受けていたケイト、ジェフリー・チョーサーは言うまでもなく、彼らが仲間としてまとまっていく様がちゃんと描かれます。まあ、ちょっとケイトが弱かった気もしますが。
 でも、彼ら以外にも、他のキャラクターたちも、出番こそ少なくても、しっかりと魅力的に描いているのです。
 ヒロインのジョスリンは、勿論魅力的に描かれているのですが、その侍女の人も存在感がある。っていうか、画面の端っこでローランドと楽しいそうに話しているシーンがちょいちょい増えていってるのが、なんかほっこりしますよね。
 あとほっこりするのは、アダマーの従者。恐らく、チョーサーのWWFのリングアナウンス的な名乗り上げを聞き、自分もやってみたいと思い、ちょっとずつちょっとずつ、アダマーの名乗りが派手になっていく。アダマーが完全なヒールとして設定されているにもかかわらず、どうも憎みきれないのは、この人が仕えているからというのが大きいと思います。最後も非常に良い笑顔ですし。

 話こそ王道で、特段裏を書いたような展開は出てきません。多少ご都合主義的なところも、なくはないでしょう。そもそもなんでウィリアムがこんなに強いのかが、そもそもご都合主義的ですし。でも、最終的に彼を救ったのが、彼に宿った高潔な心というのが、わかってても心地が良いですし、その結果、名乗りが偽名のウルリックではなく、本名のウィリアムになった瞬間、まだ最後の戦いが残っているのに、非常に満たされた気持ちになりますからね。

 往時のヒース・レジャーが見れるという点でも、非常におすすめです。
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