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ザ・スクリブラー

ザ・スクリブラー

 DVDを見て参りました。
 見た映画は「ザ・スクリブラー」

【ストーリー】
超人≪スーパーヒロイン≫覚醒! それは、内なる“陰"と“陽"その戦いの始まり・・・。

多重人格障害を患い、社会不適合者たちの集まる高層ビルで暮らし始めた女性・スキ。
セックス依存症に衣服恐怖症、自傷癖に攻撃性人格障害と様々な住人たちの中に囲まれながらも、
スキは複数の人格を統合するための“重複脳焼滅装置"と言う特殊な器械を使い治療を続けていた。
しかし装置には、使用した前後の記憶が抜け落ちてしまうという副作用があった。
スキが暮らし始めてからほどなくして、ビルでは謎の転落事故死が立て続けに発生する。
初めは単なる自殺であると断定していた警察も捜査に乗り出す中、体の異変を感じるスキ。
日増しに長くなる記憶の欠落、人の言葉で話しかけてくるブルドック、空を翔ける幻覚・・・
ひょっとして彼女たちの死には私が、私の中の「誰か」が関わっているのだろうか?
疑心暗鬼に陥る中、やがてスキの身にも危険が迫る。そして、彼女の内側で何かが覚醒しようとしていた!





みんしーやん的評価:
B

 ※原作未見です。

 レンタルでパッケージに書いてあったことを自分なりに解釈しますと、「多重人格者の女の子が超人となって戦う」という風に読み取れました。
 この時の第一印象がこちら。

 PHASE1:「これ仮面ライダー電王だ!」

 「多重人格」といえば「多重人格探偵サイコ」ですが、あれは多重人格がミステリーの大本にあるので、それを使って戦うというのは少し違うかなと。それぞれの人格に根差した戦い方をするという点で、(厳密には違うけど)電王みたいに、色んな性格が表に出てきた戦うのかなー、という、もっとはっちゃけたお話だと思ったわけです。パッケージもそんな感じになっていたしね。
 ところがどっこい、すっごい暗い話なんだもん、びっくりしちゃった。
 風景も陰鬱、キャラクターも陰鬱。そもそも主人公が多重人格を差っ引いても健康的ではない。しかもストーリーが比較的トーンが低め。
 低めだけならいいのですが、重要な「何か」が起こった後の状況から、過去を遡る形でストーリーが描かれる上に、それが幻覚や幻視に苛まされる主人公の視点で描かれるものだから、すごく現実感がない
 この時点での印象がこちら。

 PHASE2:「あ、これドニー・ダーコだった!」

 その視点で見ると、それはそれでまあ面白くは見れます
 ただドニー・ダーコもそうでしたけど、初見で展開の全てを把握しながら見るのはたぶん無理です。あれも、自分は2回目みて、ようやく流れをつかむことができたので。ただ雰囲気は嫌いではないので、ドニー・ダーコは好きな部類の映画です。
 でまあ、そういう視点から、雰囲気を楽しむ前提で観ておりました。
 ところがどうでしょう、なんだか、話がだんだん、するするとストレートな方向に向かっていくではありませんか。
 そして順当に倒す敵べきが現れ、そして順当に、倒すことのできるヒーローが現れる。
 この流れで気付いてしまいました。

 PHASE3:「これアンブレイカブルだったー!」

 そう、アンブレイカブルなのです!
 ヒーローが誕生するまでの過程を、よく分からない視点からざっと切り出したのがアンブレイカブルと、このザ・スクリブラーだったのです!
 アンブレイカブルが、ヒーローが誕生するまでの過程を特に激しい浮き沈みもなく淡々と描き淡々と終わらせたのに対して、ザ・スクリブラーは、ドニー・ダーコのように深い思考を要求する……ように見えて雰囲気で押し切りながら、ヒーローの覚醒を描いたのです。
 そしてどっちにも共通するのが、カタルシスの持って行きどころがよく分からないということでしょうか。
 しいて言うなら、「ヒーローもの」という前提があった上で、アリスが車の上に降ってきた=倒すべき敵が現れた瞬間でしょうか。そこからストレートな視線になっていくので、結果やっぱりストレートなヒーローものにしたほうが面白かったんじゃないかってことなんですよね。
 まあ、原作があるんだから、そこは仕方ないのかな……。

 ただ、その後のアクションはダメでした。演者がアクション向きの動作をしていないのが演出で誤魔化し切れていない感じが出ていて、ちょっとげんなりでした。ここをしっかりかっこよく書いてくれたら、前の評価はもっと変わっていたのになぁ。

 あと個人的に気になったのは、スキの多重人格設定が全然活かされていないなぁと。
 結果残ったのは「スクリブラー」と「スキ」だけで、あとの人格がどんなものがあるのか、どんな名前でどんな役割を担っていたのか、さっぱり描かれないままどんどん消されていました。こうなるとそもそも「多重」人格である必要があったのかと……。

 主人公の女の子は可愛かったです。
 ただ、あのつなぎを着るなら、多少盛ってでももう少し胸を大きくしていただけると! ええ、そこはとても大事な部分です。
 女子がつなぎを着るなら、胸は大きくです。小学校の道徳の教科書にも書いておいてください。

 まあ、色々書きましたし、色々微妙なところもありますが、ドニー・ダーコみたいに見直してみたら、1回目では見れなかったものがまた見れるかもしれません。
 今度は「これはアンブレイカブルだ」って覚悟もできるわけですしね!
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