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スター・ウォーズ エピソード7 フォースの覚醒

スター・ウォーズ エピソード7 フォースの覚醒

 映画を見て参りました。
 見た映画は「スター・ウォーズ エピソード7 フォースの覚醒」



【ストーリー】
砂漠の惑星で家族を待ち続けている孤独なヒロイン、レイ(デイジー・リドリー)の運命は“ある出会い”によって一変することに…。


ストーリーが短いですが、まあね……。



みんしーやん的評価:
A++  旧点数92点

 はい! 見てきましたよ!

 今回前情報をほぼ完全にシャットアウトした状態で臨んでおりましたので、基本的に何が起こるかは知らない状態で、非常に良い状態で映画を見ることができました。
 知っていたことといえば、JJエイブラムズが監督をすること、女の子が主人公であること、ハン・ソロ他旧三部作の役者がそのままの役で出ること、使い勝手の悪そうなライトセーバーが出ること、くらいですかねー。

 とりあえずは、私は満足でございました。
 今のところ2回見ているのですが、2回目の方が1回目よりも楽しめました。1回目では色々提示された情報を処理するのに忙しかったところもあるのですが、その1回目でも、新三部作よりは素直に楽しむことができました。

 無論、私はスタ・ウォーズを観ているどころか、この直前にも1~6まで全部観直すとかやっていたので(単純に12時間かかってるんだよな……)、逆にスター・ウォーズを全く観てない人、一個もシリーズ見てませんがー、みたいな人はどう感じるのかなというと、1回目の自分よりもさらに評価が下がるんじゃないかなと思います。如何せん、過去作に根付いた情報量が結構大きく、知ってる人はにやりとしたり、大きく感動を受ける場面はあっても、知らない人も素直に楽しめる展開は、そこまでは多くなかったように思います。一応、設定とかは知らなくても雰囲気だけで理解できるように気を使っている感はあったので、多分SF作品として十分に楽しむことはできるのではないかと思います。

 とはいえ、過去作を一切見ずに今回新作に臨む人はそうそういないだろうし、いたらいたで、そんなにわかは観に来るな! というのが偽らざる本心なので、まあ無視していい問題だと思います。にわかで許されるのは多田李衣菜だけです


 ここからは、ネタバレをふんだんに含みながら行きたいと思います。


















 とはいえですよ!
 楽しいシーンはいっぱいあったわけです。
 上では92点とか書きましたが、これは減点方式でして、加減点方式にすると992点となり、まったく点数の意味をなさなくなるので、あえての減点方式でございます。

 では、盛り上がるポイントを列挙していきましょう。


①OPで盛り上がる!
 スターウォーズのオープニングの流れは決まっております。これはもう、様式美というか、伝統芸能の域にあると言って過言ではありません。
 
 「20世紀FOX」のロゴ
 ↓
 「LUCAS FILM」のロゴ
 ↓
 「遠い昔 はるか銀河のかなたで……」
 ↓
 「STAR WARS」のロゴ(ジャジャーン!
 ↓
 あらすじのテロップ
 ↓
 カメラがパン
 ↓
 宇宙空間で何かしらの宇宙船を映す。

 この流れは新三部作、旧三部作とも変えられておりません。
 大抵の観客はこの「ジャジャーン!」でテンションをマックスまで持っていかれます。一部の方は、20世紀FOXのロゴの時点でテンションがマックスになります。

 勿論、今回のエピソード7でもそれは変わりません。さすがに20世紀FOXはないですが、「ジャジャーン!」からのテロップは健在です。
 そのあと、カメラがパンした後で、一見すると惑星のみが映され、宇宙船がないように思われますが、その惑星を覆い隠すように、巨大な宇宙戦艦が通過していきます。その惑星を覆い隠していく形で、それがスター・デストロイヤーであることは明示され、そこから発信する戦闘機が、これから起こることがよからぬ展開であることを明示しています。
 それがスター・デストロイヤーであることを知っている人間であればすぐにここまで気づくでしょう。そしてそうでない人も、映像として光が失われ、闇が広がっていくイメージで、直近で起こるのは良き話ではないのだと、気付くはずです。
 この描き方は非常に良いと思います。


②BB-8の描き方に盛り上がる!
 今回メインを張るドロイドは「BB-8」という、球体に頭がついたようなドロイドです。
 移動手段はくるくると回りながら地面を駆け抜けていく。ワイヤーを使って落下防止することもでき、器用に階段を下りたり、多分上ることもできます。描かれた場面は多くないですが、それなりにいろいろなことはできるのでしょう。
 マスコット的なドロイドとしては、やはりR2-D2と比較されてしまうでしょうか。ただ、明確な差別化はできている思います。
 R2-D2が「有能だけど生意気なチビ助」という立ち位置であるのに対し、BB-8は「人懐っこい小動物」に例えられると思います。くるくる地面を疾走する姿も可愛らしいし、途中ワイヤーを引っかけて空中に制しする動作も、頑張って堪えてる感がして微笑ましいです。口笛吹きながら自分だけロケットで空を飛んでたどこぞのR2-D2とは大違いです。
 そして、この子犬のようなドロイドは、それこそ1977年には表現しえなかった存在でしょう。本当にどうやって撮影してるんですかね、あれ。
 勿論R2-D2も好きですが、BB-8もかなりのお気に入りです。一家に一台ほしいです。
 一番のお気に入りシーンはフィンの親指を立てる動作に合わせて、同じ形でライターを着火するところ。可愛い


③ジャクーの描き方に盛り上がる!
 おそらくエピソード4を踏襲し、砂漠の惑星をはじめの舞台に立てたものと思われます。
 まあそれ自体はいいのですが、そこでの背景の描き方が秀逸でした。
 背景でスター・デストロイヤーが墜落しとる!
 この構図だけでもう、ひゃっほいってなるでしょう。しかも、そのスター・デストロイヤーの残骸から部品をあさり、それが周辺の経済の一助になっているところも、単なる背景のインパクトだけではないことが伺えます。
 また、同様にレイの住居が、AT-ATの残骸というのも高得点です。
 それらが実際に使われた戦争が過去確かにあり、今は終わっているのだということ、意義を失い残骸となっても、そこにいる人間に影響を残し続けているということ。過去の戦争(エピソード4~6)がただの記録ではなく、現実に起こったことで、それは確かに何かを変えたのだということを、非常にわかりやすく、且つ大きなインパクトを持って描いている点が、大変素晴らしいです。


④ミレニアム・ファルコン号が出てきただけで盛り上がる!
 これはもう、どうしようもないですよね!
 出てくることは分かっているし、出てこないと困ってしまうわけですが、あくまでも「ファンサービスとしての背景」ではなく「実際に目の前にあり、自分たちで動かす存在」としてのミレニアム・ファルコン号なわけです。
 さらによいのが、レイとフィンがファースト・オーダーから必死に逃げる場面でも、ミレニアム・ファルコンを「ポンコツ」呼ばわりしていたとこですね。ポンコツ、ガラクタと呼ばれてこそのミレニアム・ファルコン


⑤旧三部作のキャストに盛り上がる!
 ミレニアム・ファルコン号の登場とも共通する部分ですが、旧三部作のキャストが同じ役で登場したことは、やはり盛り上がりポイントです。
 ハン・ソロなど結構早めに出てきましたが、正直カメオ出演程度だと思っていたので、何ならがっつり今回の主役を張っていたのには少々びっくりいたしました。
 正直、あまり過去に縛られた展開はいやだなぁ、とは思っていたのですが、一周観終わって、今回のエピソード7は決して新キャラのレイの話ではなく、ハン・ソロの最後の話なのだ、というのを理解してからだと、またこの登場の意味合いが変わってきます。
 ただまあ、さすがにハン・ソロというか、ハリソン・フォードも老境に差し掛かり、ある程度危なっかしく見えるのはご愛敬ですかね(エクスペンダブルズ3の時にすでに思いましたが)
 そして、ハン・ソロ以上に盛り上がったのが、やはりルーク・スカイウォーカーです。マーク・ハミルは結構ネガティブなことを言っていたらしいですが、いえいえ、観客少なくとも私が見たかったのは、ハリソン・フォードよりもあなたでしたよ。
 映像に残った時間はほんの一瞬だったけれども、おそらくその一瞬は、この2時間半近い映画の中で、最も価値のある瞬間だったのではないかなと思います。この瞬間のために、映画の中の多くの時間が割かれていたわけですから。だからその瞬間、観ていた私も幸せな、なんというか、満たされた気分になりましたよ。


⑥レイの覚醒に盛り上がる!
 新キャラのレイですが、はじめはジャクーでゴミ漁りとしての生活を描かれます。時間は短いですが、非常に切ない描かれ方をします。
 ファースト・オーダーが襲来してきたあたりから、彼女の戦闘能力やパイロットとしての腕前が、決して単なるゴミ漁りに収まるようなものではないことが明らかになり、その後も物語が展開されていくにつれ、実はフォースの使い手であり、それも修行を積まなくてもある程度使いこなせるほど強力であることが描かれていきます。この彼女のフォースの覚醒を、観客も彼女とほぼ同じタイミングで(厳密には、レイがライトセーバー持ってるポスターもあるのでちょっと観客のほうが早いんですけど)知ることになり、非常に一体感があります。
 エピソード4のルークと立ち位置は似ていますが、ルークよりももっと孤独で、そしてもっと強い人間なのだと思います。それでいて、レイの過去についてはほとんど描写がなく、一瞬の幼少期のレイが今回描かれたレイの過去の全てです。おそらく新々三部作(仮称)の主人公であるにも関わらず、この謎っぷりは非常にワクワクします。仮面ライダー555で乾巧の過去が途中まで全く話題にもならなかったことを思い出しますね。
 ただ、彼女の正体についてはある程度の予測がすでに経ってしまっているので、さすがにウルフオルフェノクほどの衝撃はない気もします。いい意味で裏切ってくれるといいんですけど。

 ちなみに、エピソード7通して一番のお気に入りシーンは、

 フィンがカイロ・レンにやられてライトセーバーが飛ばされる。
 ↓
 レンがフォースでそれを引き寄せようとする。
 ↓
 頑張るがなかなか動かない。
 ↓
 ようやく動く。
 ↓
 レンの目の前を通り過ぎる。
 ↓
 もっと遠くにいたレイの手に収まる。


 この流れですね!
 「レイの方がフォースが強力である」ということと「友達のためにレイが立ち上がる」というがっつり燃えるポイントを、外連味たっぷりに描いているわけですよ。
 外連味。外連味大事!

 あとは、女主人公というのも時代の流れですかね。女主人公は大好きなので、いいと思います。



 つらつら上げましたが、良い点はこんなところです。いずれも気持ちが高まるポイントであることは間違いありません。

 ただ不満点もあります。

●カイロ・レンが残念すぎる。

 カイロ・レンを初めて見た時に「ダース・ベイダーの分かりやすい模倣キャラだな」と思ったら、本当に「ダース・ベイダーの分かりやすい模倣キャラ」でしたとさ! 物語内でね!
 ダース・ベイダーを信奉し、ダース・ベイダーになりたくってしょうがないキャラクターです。
 そのキャラクター性にそこまで不満はないのですが、やはり今回の顔役として出てくる敵としては、ちょっと、というか、ちょっとどころではない不満があるかなぁ。もっと端役というか、小さな役割で出てくるのであればよかったのですが。
 マスクもつけてる意味はなくて、ダース・ベイダーに憧れているからという描写だし、そのダース・ベイダーのマスクを大事に取ってるし、それだけならいいけど、部下のミスに対して部屋のものをバタバタ壊して大暴れするし、自分の能力を過信してBB-8を放置した挙句、肝心の地図の情報を得ることはできず、逆にレジスタンスに地図の情報は知られるという、もはやこれは一種のドジっ子なんじゃないかというほどのヘタレっぷり。マスクを取ったあともどちらかと言えば幼さが残り、正直かっこよくはないですよね。
 ハン・ソロの息子というのも、スピンオフでハン・ソロの息子がダークサイドに堕ちたという話を知っていれば、そこまで驚くことではなく「その設定を引っ張ってきたか」と思う程度なので、まあいいのですが、そのソロとの対話でも、ギリギリまで懐柔されそうだったじゃないか!という突っ込みが入りそうな勢いで気持ちがぶれているように見受けられました(演技という設定なら、それはそれで評価が変わるけど)
 肝心の実力のほうも、不意打ちとは言えチューバッカに一発入れられるし、その後手負いとは言え、訓練を積んでいないレイと、そもそもフォースを使えないフィン互角未満の戦いをしていたのが、非常にいただけません。

 レンが憧れるダース・ベイダーの何がよかったかって、直接戦うときはちゃんと結果を残していることです。少なくとも修行が十分でないエピソード5のルークには勝っているし、エピソード4ではオビ=ワンに勝利している。
 何より、ダース・ベイダーは部下の失敗にあんな荒れ方をしません。静かに粛正するか、それができないならじっと我慢します。
 マスクだって別におしゃれでつけているわけではなく、命を繋ぐために仕方なくつけているわけです。つまり、あれがダース・ベイダーにとっての必然=自然体なわけで、その結果があの威容と、呼吸音からくる威圧感なわけです。
 ベイダー卿は自らそういうのをアピールすることなく、自然体であのスタイルだからこそ、世の人間は彼に惹かれるのだと思うのですよね。

 そもそもからして、ベイダー卿は最後にフォースにバランスをもたらして亡くなったわけです。なんなら、皇帝を倒したのはベイダー卿と言っても過言ではないでしょう。だからレンの憧れは、単にベイダー卿の「見た目」と「悪」であり、彼の真実を知らずに憧れている。むろん、我々はベイダー卿の最後を知っているので、レンの憧れの的外れ感に「なんだかな」と思ってしまうわけですよ。

 ただまあ、擁護を色々いたしますと、そのダース・ベイダーの最後を多分レン(というか作品世界のほとんどの人間)は知らないでしょうし、そうなれば「悪」としてのベイダー卿に憧れるのもわかります。私も昔、傘を持って呼吸音出しながらぶんぶん振り回していた記憶があります。つい最近までやっていた気もします
 作品的に言えば、あえてカイロ・レンを「倒すべき悪」ではなく「救うべき子供」として描いているのではないかとも思えます。こう、ちょっと反抗期の子供に手を焼いている感じ?
 さらにうがった見方をするのであれば、「ダース・ベイダーに憧れる世の諸君、君はベイダー卿の何を知っているんだい? 見た目だけに憧れているんじゃないのかい? 滑稽だなぁ」という、メタフィクション的なメッセージでもあるのかなぁと。

 まあ、ジェダイがルークを修行しなければならなかったのと同じように、シスもレンでも修行をしていかないとならないほどに切迫していたと考えれば、いいのかなぁ。

 色々長々とは書きましたが、上記のレンへの不満点は、点数で言えば-6点くらいなので、まあそんな大げさな話ではないですよ!


 はい、まとめです!
 面白いです! 見てください!
 監督がスター・ウォーズのファンということもあり、ファンが何を見てテンションが上がるのかを、よく知っており、そこを外すことなく突いてくるのが高評価です。
 ただ、自分がファンだから見えなかった部分もあるのかな、というのは初めに指摘した未見者への配慮ですかね。正直私も、未見者が見てどう思うかなんてものは、永遠に図り知ることはできませんが、もしいたとしたら、多少話の強引さについていけない人もいるのではないかなぁ。
 まあ、いずれにしてもそんなものは些細な問題です。1~6まで観てから見ればいいだけの話です

 おっしまーい!

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