バーバレラ

バーバレラ

 DVDを見て参りました。
 見た映画は「バーバレラ」

【ストーリー】
すべての兵器が廃止された遠い未来、主人公バーバレラは、陽電子光線発生装置を発明したくじら座タウ星の科学者デュラン・デュラン博士を探せ、という密命を地球大統領から受ける。装置が破壊兵器に転用されれば、武装のない地球は簡単に征服されてしまう。バーバレラはタウ星に向かい、セックスに満ちた冒険を繰り広げ、タウ星を回る惑星の地下に広がる都市を支配する女王や、悪党デュラン・デュランと対決する。


評価:
A

 溜め込みすぎてて書くのが億劫になっていたので、精神をすり減らさないように少しずつ消化していきたいと思います。

 というわけでバーバレラでございます。
 はるかな昔、「不思議の国の美幸ちゃん」で「美幸ちゃんが深夜放送のバーバレラのテレビ放映を寝過ごしてがっかりしたところ、バーバレラの世界に引き込まれる」というお話があったのですが、今思えば「夜更かししてまでバーバレラを見ようとする女子高生がいるもんか!」ってなりますよね。現実にいたらいたで、かなり将来有望なので大切にしたいと思うのですが、現実は厳しく、女子どころか男子でも非常に稀な存在でしょう。
 んでまあ、そのバーバレラです。
 映画自体は決して上質といえるものではなく、粗は多く予算は少ないという、これでもかってくらいB級映画なわけですが、どういうわけか、名作に数えられる作品であります。
 いやまあ、カルト映画を「名作」と言ってよいのであれば、ですけれども。でも、スター・ウォーズだってはじめはカルトだったわけだしね!
 この映画がどんな映画のあらすじを一言で言うなら、「行方不明の科学者がマッドサイエンティストだったから、そいつを倒して世界を救う」というもの。非常にナンセンスにして、非常にチープ。それでもこの映画が名作に数えられるのは、ひとえに「ジェーン・フォンダが美人」であり「その美人が頻繁にエロい衣装を着替え」「ついでにエロいことをする」という、その一点にあります。勿論、その衣装を含めて美術造形に今の時代にはないセンスの良さがある、というのもあるのですが、それを凌駕する勢いでやはり「バーバレラがエロい」というのが訴求力として大きいと思うのです。正直、そのために見ていると言っても過言ではないでしょう

バーバレラ
かの有名な無重力ストリップ。
ガラスの上に寝転がって撮影してるんですって!

 ただ、訴求力は確かにそこにありますが、映画は決して、そこだけの映画ではないのです
 音楽や演出も含めて、全体的にセンスが良いのですよね。服装も、たしかにエロいのですが、それだけではなく格好良さも感じさせる。宇宙船の外装や内装も然り、ソゴーの人々の服装なんかも色々と奇抜で良いのですよ。そいつらが、非常にチープな画面の中に収まっている。「低予算」という枠に閉じ込められるには、これらのセンスはちょっとばかり抜け出していて、それも相まってか非常にセンスよく見えるのですよ。

バーバレラ
1968年にこの服装のセンス。

 まあ、などと色々言った所で、結局「エロい女の子最高!」というところが大本にあることは、揺るぎのない事実。そしてそれを声高に叫ぶことも、また映画の一つの要素なのですよ。
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ドクター・ストレンジ

ドクター・ストレンジ

 映画を見て参りました。
 見た映画は「ドクター・ストレンジ」



【ストーリー】
ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、天賦の才能を持つ脳外科医として名をはせていたが、ごう慢さが玉にきずだった。彼は地位も名誉もリッチな生活も手に入れていたが、交通事故によって全てをなくしてしまう。神の手と崇拝された両手の機能を取り戻すため、高額な治療を繰り返すが……。


評価:
B-

 というわけわけで見てまいりましたドクター・ストレンジ。
 すっかりと大きな規模で展開されております、MARVEL STUDIOの誇るMCUの1編でございます。ロゴもすっかり色気づいて、過去のMCU映画のあのヒーローやこのヒーローがちらちらと出てくるのです。前回は多分シビル・ウォーだったはずなので、この新ロゴは今回からでしょうね。ぱっと見えたのは、アイアンマンハルクキャップブラックパンサーブラックウィドウスターロード、かな。ちゃんと見たらまだ見つかる気はしますが、まだまだ店じまいをする気は毛頭ない、MARVEL STUDIOの新作であります。

 んで私は、このドクター・ストレンジというお話を知らなかったのですが、とりあえず知らないまま見てきました。普通の人は「ドクター・ストレンジ」まで聞いたらそのあと「ラブ」が続くはずですからね。
 んでちょっと今調べたら、シュマゴラスが出てきたコミックだったのね。日本では多分ドクター・ストレンジ本人よりも、シュマゴラスの方が有名だよ。
 そんな、異常な愛情に間違われそうだったりタコみたいな異次元の神に存在感を食われたりで、色々パっとしないドクター・ストレンジさんでございます。

 とりあえず見終わった直近で率直な感想ですが、「これだけ大作のアクション映画がばかすか出ている中で、更にこれだけの絵を見せてくれるのは非常に素晴らしかった」といったところでしょうか。
 その部分にはついては、非常に突き抜けており、純粋に評価すべきだと思います。
 ただ同時に、それ以外の部分に対して、完璧でない部分も見え隠れするのです

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イーオン・フラックス

イーオン・フラックス

 DVDを見て参りました。
 見た映画は「イーオン・フラックス」

【ストーリー】
ウイルスにより人類の98%が死滅した西暦2015年。人類は科学者トレバー・グッドチャイルド(マートン・ソーカス)の圧政に怯えながら暮らしていた。グッドチャイルドの暗殺を企てる反政府組織の戦士イーオン・フラックス(シャーリーズ・セロン)は、妹が政府によって殺されたことにより激しい憎悪を募らせていた……。


評価:
C+

 そんなわけでイーオン・フラックスです。
 映画の主軸としては「シャーリーズ・セロンが全身タイツでアクションするからウッキウキ」というところになります。
 映画自体はいわゆる「ディストピアSF」。悪辣な支配者に支配される人類が、そこから脱却するために戦う人々の活躍を描く、ってな感じのよくあるディストピア映画です。
 実際、SF的なプロップは良く出来てるんですよ。両足を両手にしてみたりとか、思いのままに動かせる液体型の爆弾とか、監視カメラの映像を記憶している的な水たまりみたいなものだとか、細かいSFの描写はよく出来ていると思うのですよ。
 ただね、全体的には凡庸な映画なのかな、とは思います。美人さんがボディースーツで大暴れする映画だったら、そもそも当時ですら「アンダーワールド」って先駆者があったわけで、それと比べてもいまいち軸の定まらなさが見て取れます。ストーリーも「ディストピアSF」として決してフレッシュなものでなければ、オチも特筆すべきものではない。プロップにしても、良い出来とは思いますがそれが全てを凌駕するほどではない。
 そんな感じで、もろもろ中途半端な映画になってしまったのではないかと思います。アンダーワールドより先に出ていればまだ評価も変わったとは思いますが、まあでもあそこまで見栄えに突き抜けているわけではないし、やはり微妙な部分はあると思います。
 決して唾棄すべきほどつまらない作品ではないのですけどね。

アメイジング・スパイダーマン アメイジング・スパイダーマン2

アメイジング・スパイダーマン アメイジング・スパイダーマン2

 BDを見て参りました。
 見た映画は「アメイジング・スパイダーマン」「アメイジング・スパイダーマン2」

【ストーリー】

両親を亡くし叔父のベンと叔母のメイの許で育てられたピーターは、ある日自分の父親が残したバッグに隠された資料をみつける。父について知りたいピーターは、父の研究者仲間だったコナーズ博士に近づき、博士の授業に参加する。しかし単独で行動し侵入した部屋で、遺伝子の組みかえられたクモに刺され、博士の下で勉強している同級生のグウェンに追い出される。その帰りの電車の中で、ピーターは驚異的な力に目覚める。
翌日、ピーターは博士の家を訪ね、資料にあった式を教えた。その夜、帰宅したピーターはベンと衝突しいきなり家を飛び出す。しかし自分を追いかけたベンは、自分が見逃した強盗によって殺されてしまう。犯人を捜し出すため、彼はクモをモチーフとしたスーツを着てスパイダーマンとなる。
一方、ピーターの教えた式によって作った薬を博士は自分で実験をする。しかし、完成したと思われていた薬は不完全なもので、博士をリザードに変身させてしまう。リザードの正体を博士と知ったピーターは、彼を止めようと決意する。


スパイダーマンとしてニューヨークの平和を守るピーターは、恋人グウェンとすごす日々を満喫していた。しかし同時に、彼女の亡き父親ジョージと交わした「彼女を危険に巻き込まないために別れる」という約束を果たせず苦しんでいた。そんなピーターを見かねたグウェンは、彼と別れることを決意する。
一方、オズコープで働く電気技師のマックスは、街の送電システムを設計した優秀な男だったが、その冴えない風貌と性格から誰からも好かれず、自身の命を助けてくれたスパイダーマンに異常な執着を見せていた。ある夜、彼は作業中の事故で電気人間(エレクトロ)になってしまい、その力をコントロールできず街を破壊してしまう。これを止めに来たスパイダーマンに名前を覚えられていなかったことや、自分とは違い人々から愛されている姿に嫉妬した彼は、スパイダーマンの命を狙うようになってしまう。
そしてその頃、オズコープのCEOであるノーマンが死去。彼の息子であり、ピーターの旧友であるハリーがニューヨークに戻り、オズコープの新CEOに着任する。しかし、彼も父同様に不治の病に侵されており、その命は残り少ないものだった。彼は父が残した過去の研究データから、治療するにはスパイダーマンの血液が必要だという結論に達するが、それはあまりにもリスクが高すぎるため、ピーターはスパイダーマンとして血液の提供を拒否する。これによりスパイダーマンを憎むようになったハリーは、エレクトロと共謀して彼の抹殺に動き出す。


評価:
A

 1、2と続けてみましたよ。
 サム・ライミ版の後を追って始まった新シリーズですが、業績不振ということで、この2部作で終わってしまったという、不遇の作品であります。
 不評の原因は様々ありますが、単純な話として「制作陣が想定していた収入を挙げられなかった」ということだと思います。当然それは「続編が中止になる」理由としては妥当で当然でもあるのですが、「だから作品として失敗」というわけでは勿論ないのです。「50億」稼ごうと思って「40億」しか稼げなかった作品は「10億」の赤字ですが、「500万」稼ごうと思って「600万」稼げた作品は「100万」の黒字なのです。利益にはなってないかもしれませんが、映画単体で見れば前者のほうが後者よりも「1000倍」の価値があるわけです。
 ましてや、これは金額と映画の評価が直結したと仮定した場合の話。現実はそんなものでは勿論なく、何億稼ごうが駄作は駄作だし、一人しか見てなくても傑作は傑作。商品としての価値と、作品としての価値は何らの関連性がないものなのです。
 というと「多くの人に支持されているということは、それだけ良い作品なのだ」という論調が出てくるじゃないですか。
 バカじゃないの、って話ですよね。
 映画もそうですし、裁判員裁判なんかもそうですけど、知識がない人間が「感性」と言い張る「感情」で評価したものなんて、いい結果をもたらすわけがないのですよ。ましてや数が多いから正しいという結論に結びつけたりとか。感情の数じゃなくて、色々な視点から分析をして、面白いかどうか決まるのですよ。だから真に面白い作品というのは、好き嫌いを超越して面白い。少なくとも「面白いとは思うけど自分は嫌いな映画」という評価になるわけ。
 去年の日本は、この部分に関して、本当におろそかだった言いようがない。ちゃんと映画の面白さ、良し悪しを分析することなく、「たくさんの評価」=「売上」だけを見て、面白いと決めつけていた。本当に、それは良くないと思いますよ。ここを疎かにしていると、せっかく映画館に来る流れができているのに、一過性のムーブメントで終わってしまうのですよ。それをね、非常に危惧している。
 だから、今すぐにでも無限の住人の映画化は中止するんだ!

 まあ、アメージング・スパイダーマンに関係のない話なので、まあいいです。つまりは、この映画はそんなにつまらなくはないよ、ってことです。

 話の骨子は典型的なスーパーヒーローもの。普通の高校生がひょんなことからスパイダーマンになります。
 とはいえ、この「アメージング・スパイダーマン」のピーターはサム・ライミ版に比べて「できる子」なのです。頭も良いし運動もできる。その上目的のためには手段を選ばない面も見せる、と。これだけ聞くとむしろ完璧超人じゃないか、となるわけですが、話の中で嫌味が出ない理由が、彼の目的が「両親の秘密を追うこと」と、「大好きなグウェンと一緒にいること」だけという、ある意味青春真っ只中な欲望に、あまり頭を使う感じでもなく突っ込んでいくところなのです。まさしく才能の無駄遣い
 スパイダーマンはアイアンマンなんかと違い、分別のある大人ではないのですから(正直トニー・スタークが分別ある大人だとは思っていませんが)、このぐらいの猪突猛進さは大切だと思うのです。

 あとは、恋人のグウェイン・ステイシーとの関係性も良かったと思います。
 サム・ライミ版のヒロインのメリー・ジェーン・ワトソンも良かったのですが(キルスティン・ダンストが好きだから)、あちらは護られるヒロインであったのに対し、グウェイン・ステイシーは共に闘うヒロインであるのが、明確な差別化が出来ていた、且つ、ヒロインとしての魅力に富んでいたと言えるのではないでしょうか
。実際彼女の最期は、彼女がスパイダーマン=恋人と並び立つことを選択した結果導かれたものなのですから。

 あとは、スパイダーマンが変装中には終始喋っていたことも、ポイントが高い。サム・ライミ版はちょっと静かだったので、このくらいべらべら喋ってくれたほうが、スパイダーマンらしいですよね。MCU版のスパイダーマンがどの程度喋るかも興味ありますが、シビル・ウォーくらいは喋っていただけるといいかな。

 スパイダーマンは嫌いではないのもあり、この作品も十分評価しうるものだと思います。色々な要因で続編は出ませんが、まあ、続編ありきの今の映画作品群が正しいとも思いませんし、十分良いものであると思います。ただ、シニスター・シックスの伏線がバッキバキに貼られていたのに、それが見れなくなるのは残念ですけど(スーサイド・スクワッドとかぶるけれど)。
 でもホームカミングは見るかどうかはまだ未定。多分見るんだろうけど

クリムゾン

クリムゾン

 を見て参りました。
 見た映画は「クリムゾン」

【ストーリー】
サラ、マーリー、エマの三姉妹は、事故に遭って以来悪夢にうなされるエマの治療のため、叔母の住む孤島へと向かっていた。しかし、島に着くと島民の姿は見えず、道端で目がくり抜かれ体が焼け焦げた叔母の死体を発見する。島民はいなくなった訳ではなく、すべて何者かに殺されていたのだった…。


評価:
C

 「クリムゾン」と聞くと人類の9割「くやしい…!でも…(ビクンビクン)」となる方を思い出しますが、アダルトではなく普通の映画です。

 「クリムゾン」「2015」で検索しても「クリムゾン・ピーク」が引っかかってこの映画のことが出てきませんでしたよ、っと。原題の「THE HOLLOW」で調べたらちょっと色々出てきました。

 なんでまあこの映画なんですけど、要旨としては「故あって離島に行った姉妹がモンスターに襲われる」というお話。どこにでもあるB級映画のストーリーですね。
 実際に映画としての基本線は「モンスターパニック」であり、実際にモンスターが出てきて、人々を次々と襲うのです。姉妹はモンスターから逃げ、結果的に、モンスターを倒すのですよ。
 ただ、映画の全体雰囲気がモンスターパニックのそれではなく、ホラー映画の雰囲気なのですよ。
 島に到着してから、叔母さんの死体を車から引っ張り出すところとか、死体だらけの町を進んでいくところとか、モンスターではなく心霊的なホラーの演出が施されているのですよ。だから、演出はよくできているのです。
 ただね、モンスターがそれに釣り合っていない。
 釣り合っていない、というか、モンスターの造形はそんなに怖くない。襲い方もそれほど恐怖を掻き立てるものではないし、実際冒頭の叔母さん以外はそんなに怖くはない。怖いように見せかけて、結果肩透かしというシーンが、結構全編に漂っているのです。
 このあたりのちぐはぐさが、上手く乗り切れませんでした。
 姉妹の関係性はよかったし、映画の雰囲気自体は良かったので、もっとそれに見合うクリーチャーと、残虐シーンの演出をしていけば面白かったのではないかなー、と思うのです。

クリムゾン
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